濡れた夜、白ソックスのままで
濡れた夜、白ソックスのままで・・・
七瀬さんは、ぼくの身体にまたがると、リブソックスの足をゆっくりと絡めてくる。
太ももに巻きついた白い足――そのやわらかな圧が、ぼくの奥の感覚まで、じわじわと熱くしていく。
「ねぇ……今日、ほんとに……全部受け止めてあげる」
白ソックスのつま先が、ぼくの脚を撫でながら、腰をゆっくりと沈めてくる。
ぬるりと、濡れた感触が服越しに伝わって――
次の瞬間、下着の隙間から、彼女の身体の中が、ぼくを飲み込んでいった。
「んっ……ぁ……すごい、ちゃんと……入ってきた……」
七瀬さんの表情がわずかにゆるみ、頬が赤らんでいく。
動くたび、ソックスが擦れるリズムが耳元に残り、
それがかえって、目の前の行為の生々しさを際立たせる。
「白い靴下のまま……って、ずっと……憧れてたの」
脚を交差させるように組み替えて、
さらに奥まで入り込むように角度を変えてきた。
「ねぇ……どう? 私の中……気持ちいい?」
「……っ、はい……」
「ふふっ、よかった……じゃあ、もっとしてあげる……このまま……ずっと」
七瀬さんは、ぼくの首に手をまわし、額を寄せて、
唇がふれるかふれないかの距離で、ゆっくりと腰を動かし続けた。
くちゅっ、くちゅっ……
部屋に響くのは、雨音と、ふたりの呼吸と、濡れた音。
リブソックスは、まだ脱がれずに彼女の脚に巻きついていて、
そのまま、ぼくを締めつけるように絡みついてくる。
「いっぱい出していいよ……私の中に……ね?」
目を閉じた七瀬さんの表情は、
どこか幸せそうで――でも、決して許されない甘さがそこにあった。
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