「……そういうの、興奮するの?」
奥さんの声が、すぐ近くで響いていた。
ぼくの顔を挟んでいた白いソックスが、ゆっくりと離れて――
今度は、その足が静かに、ぼくの太ももへと下りてくる。
「動かないでね……」
そのまま、つま先で軽く膝をこつん。
彼女の視線は、ぼくの股間に注がれていた。
「……わかる。さっきから、こっちばっかり膨らんでる」
言葉と同時に、両足がゆっくりと動いて――
やがて、白いリブソックスに包まれたつま先と足裏が、ぼくの股間をそっと挟み込んだ。
「ほら……こんな風に、されたいんでしょ?」
やわらかくて、あたたかくて、でもちょっと湿っていて。
密着した白ソックス越しに伝わるその感触に、息が詰まりそうになる。
「はぁ……やっぱ、変態さんだ。
こんなことで……ビクビクしてる」
彼女の足が、微かに揺れる。
擦りつけるように、上下に。
でも、それは決して強くない。
ほんの少し、焦らすように――もどかしく。
「……ダメだよ? こんなんで、勝手にいったら。
まだ……“脱がせてもない”んだから」
奥さんの笑みは、優しくて、でもどこか意地悪だった。
「……まだ、履いたままよ。
この白いの、ちゃんと見てて」
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