七瀬さんの部屋にて


七瀬さんの部屋・・・・

「こっち、どうぞ。狭いけど……座って」

促されたソファに腰を下ろすと、視界の端に白いものが映る。
七瀬さんが向かいのローテーブルに紅茶を運んできた瞬間、ふわりと香る甘い香り――
そして、目を引いたのは彼女の足元。淡いスカートの下から伸びた、白いリブ織りのソックス

かかとからつま先にかけて、しっかりと足を包んだ厚めの生地。
足首には、柔らかくたゆんだ“シワ”が、生活感と色気を同時に漂わせている。

「今日も……靴下、白ですね」

ふと、口からこぼれた言葉。
自分でも何を言ってるんだとすぐ後悔しかけたけど――

「ふふ、やっぱり気づいてたのね」
七瀬さんはそう言って、少しだけ唇をゆがめて笑った。

「ねぇ……上から、聞こえてたでしょ? 足音。わざとだったら、怒る?」

ぼくは答える。

「……いえ、全然……」

むしろその音に、どれだけ想像をかき立てられていたか――そんなこと、言えるはずもない。

「私ね、〇〇くんが下に住んでるって気づいてから……なんか、楽しくなっちゃって」

スカートのすき間から、組んだ脚が覗く。
白いリブソックスのラインが、膝下でぴたりと交差し、まるでぼくを試すようだった。

「白い靴下って、なんか……エッチよね」

喉が鳴った。
まるで見透かされているような言葉に、ぼくは視線を落とすことしかできなかった。

「うん、やっぱり。そういう目、してたもん」

七瀬さんは立ち上がると、ぼくの目の前で片足をあげ、
ソファの隣に腰を下ろす。そのとき、白ソックスの足先が、ぼくの膝にそっと触れた。

「じゃあ……このまま、遊んであげる」

「ねぇ……もっとちゃんと見ていいのよ?」

七瀬さんは、ぼくの視線の先――自分の足元へとそっと目を向けた。
リブ織りの白ソックス。くしゅっとたるんだ足首、少し伸びた丈。
そのまま、彼女は足をすっとぼくの膝の上に乗せた。

「そんなに……好きなの? こういうの」

ゆっくりと足を動かし、ぼくの太ももに沿わせるように滑らせてくる。
柔らかく、そしてしっかりとした綿素材の感触が、ジーンズ越しに伝わってくる。

「ねぇ、嗅いでみる?」

「えっ……?」

「うふふ、やっぱり。びっくりした顔、可愛い」

七瀬さんは片方の足をするっと抜き、ぼくの目の前に差し出した。
白いリブの織り目、足の形に沿ってやや伸びた生地――そして、ほんのりと感じる温もり。

「ちゃんと洗ってるけど……ちょっとは匂い、ついてるかもね」

ぼくが何も言えずにいると、彼女は自然な手つきで、ぼくの頭を軽く押し、
そのまま足先を鼻先へと近づけてきた。

くん……

香ばしく、微かに甘い、柔軟剤と皮膚の混じった“生活の匂い”。
女の人のリアルな匂いに、頭が真っ白になりそうだった。

「うん……感じてるね。可愛い」

ぼくが身体を固くしているのを見て、七瀬さんはふっと微笑んだ。
そのままソックスを履いたままの両足で、ぼくの太ももを挟み、ゆっくりと股間へと滑らせていく。

「ここも……白いソックスで、包んであげようか?」

股間に当たる布越しの感触と、ソックスの柔らかいリブの織り目。
何もされていないはずなのに、触れられただけで、全身が震える。

「声、出していいのよ? ね、〇〇くん」


前ページへ | 次ページへ

siro-socks

View Comments

This website uses cookies.